福津郷土史会2月例会記録

令和6年2月9日(金)

於:視聴覚室13:30~

1 会長あいさつ

・新年の地震で大きな被害にあった能登半島の舳倉島には、

 近世の初めに宗像の鐘崎から移住したと伝わる海人の子孫が住む。

 また、志賀町、安津見などの地名が残っており古代から宗像との繋がりがうかがい知れる。

・今回配布された「ふるさとわかみや」に掲載されている「笠置山」は古代の石包丁の産地として有名であるが、

 炭鉱では、採掘範囲の目印にしていた山である。

 その様な目印の無かった目尾炭鉱では隣接する炭鉱の坑道とぶつかり合い大事故が発生した。

1792年の「島原大変肥後迷惑」で有名な普賢岳噴火眉山山体崩壊で津屋崎の船が2隻被害を受けているが、

 1艘は山鹿屋の四社丸(400石)であることが判明。 

 あと一艘について調べを進めている。調べがついたら皆に紹介したい。

 

2 今後の予定及びお知らせ

(1) 講習会のご案内

2月3日(土)カメリアで14:00~「津屋崎古墳群と磐井の乱」井浦講師

2月7日(水)視聴覚室で13:30~「福津市の弥生遺跡」﨑野祐太朗講師

 

(2) 百合野山荘訪問予定の3月下旬で都合の悪い日にちについて

319日(火)午後

 

(3) 令和5年度文化祭・バス研修アンケートの集計結果について

・文化祭のテーマが良く理解出来なかったとの意見が多かった。

・バス研修では、昼食を皆でとりたかったとの意見があった。

 

(4) 福津郷土史会の令和6年度活動方針について

・文化祭、バス研修、例会外活動、郷育カレッジ等

 ・令和6年度の活動方針を作成する上でもアンケート結果等を踏まえて各自4月総会までに考えていただきたい。

 ・松尾さん→国の重文指定を受けた豊村酒造の創業が明治7年(1874)で今年が150年目になることから

  明治5年(1872)の学制発布等と併せて文化祭のテーマとして提案したい。

 ・有吉会長・大賀さん→豊村酒造は、活動中の会社であり文化祭のテーマとするためには同社の了解が必要である。

 ・バス研修は、皆が様々な希望を持っている。また、以前から担当者の手間を考え

  行先等は担当者が決めることになっているので、その事を踏襲すべきでは(有吉さん)

(5) その他

  ・新原さんからAB案の説明があった。→福岡市内研修は魅力的であるが、場所によっては公共交通機関や自家用車での   移動、更には一定距離の徒歩による移動が必要。

   また、1ヶ所にある程度の見学時間が必要なため両案とも1日では難しいと思われる。

    →プロジェクトチーム(新原・永尾)で立案し参加者を募集して開催する方法とする。

  ・装飾古墳の勉強会を提案→講師は郷土史会での講義は可としている。(永尾さん)

 

3 調査研究

 (1) 「瀬戸内航路の神々と倭王権 ―住吉・大山祇・宗像―」(2022716日)

  ・倭王権にとって瀬戸内航路は韓半島・大陸との交易・軍事・情報の大動脈(倭道・筑紫道)→重要、王権による整備

  ・倭の五王→港湾整備、交通路の掌握(城・神社・豪族の掌握)、継体→九州勢力(磐井)排除(沖ノ島祭祀・馬門石)

  ・港湾管理(凡河内氏→安曇氏→津守氏)、武庫・長柄・難波津、難波堀切、灌漑・干拓(韓人溜池・茨田堤)、大型船

 

(2) 「清滝水路」について(令和6年3月13日郷育カレッジ)

→3月例会へ

4 その他

※ 次回例会3月7日(木)視聴覚室       文化財課講習会2月7日(水)

 

※ 清滝水路3月13日(水)担当:花田、西  電子作業班研修2月19日(月)